KKR、Pamela Alexander 氏をフィランソロピーおよびコーポレート・シチズンシップ担当に任命
世界的なオルタナティブ資産およびプライベート・エクイティ投資会社であるKKRは、4月12日、Pamela Alexander氏をマネージング・ディレクター兼コーポレート・シチズンシップ部門長に任命したことを発表しました。
Alexander氏は、KKRのコーポレート・シチズンシップおよび戦略的慈善活動プログラムをグローバルに統括し、KKRのポートフォリオ企業に対するシチズンシップのためのリソースとしての役割も担います。KKRは2016年にシチズンシップ・プラットフォームを立ち上げ、同社とその従業員、ポートフォリオ企業がより健全で弾力性のあるコミュニティを創造することを目的としています。
近年では、COVID-19の流行で最も影響を受けた人々を支援するために、5000万ドルのKKRリリーフ基金を立ち上げました。また、KKRケアーズ・イニシアチブは、マッチングギフトプログラムを通じて従業員が非営利団体やコミュニティと関わることを推奨し、コミュニティプロジェクトに参加するための40時間の有給時間の提供、幹部社員の非営利団体の役員就任の斡旋、非営利団体や社会事業に対する無償のコンサルティングや技術支援を行なっています。
KKRグローバル広報責任者兼グローバルインパクト共同責任者であるKen Mehlman氏は、次のように述べています。
「私たちは、目的とシチズンシップが業績と従業員のエンゲージメントを高めることと密接に関係していると考えています。私たちの従業員は地域社会に深く関心を持っており、彼らが近隣社会にプラスの影響を与えられるような最高のプラットフォームとリソースを提供したいと考えています。Alexander氏をチームに迎えることができ、とても嬉しく思います。インパクトのある市民活動を推進し、非営利団体やコミュニティの指導者と強い関係を築いてきた彼女の素晴らしい実績は、当社の社員、投資家、ポートフォリオ企業、コミュニティの利益となり、このプラットフォームを構築を続けるために、非常に貴重なものになると確信しています。」
Alexander氏はFord において20年以上の勤務経験を持ち、Ford Motor Company Fundのコミュニティ開発担当ディレクターや、その他のコミュニティ開発および政府関係の上級職を歴任しました。最近では、米国におけるCOVID-19向けのフォード基金の慈善活動を監督し、中小企業向け助成プログラム、大学生の基本的ニーズや技術を支援するための緊急基金、緊急支援隊員や最前線の労働者への支援などを行いました。
Alexander氏は次のように述べています。
「地域社会への貢献に対する私の情熱と、企業市民活動がポジティブな影響を及ぼし、人々や地域社会がその潜在能力を最大限に発揮できるようにする力を持つという信念を共有する会社に入社できたことを光栄に思っています。KKRでの新しい役割を通じて、この重要な活動を構築し、拡大していくことを楽しみにしており、今後の展開に期待しています。」