マーシュ・マクレナン社、2050年までのネット・ゼロ・オペレーションを公約

プロフェッショナルサービス企業のマーシュ・マクレナン社(Marsh McLennan)は3月31日、2050年までに事業全体でネットゼロエミッションを達成するという目標を含む、新しい一連の気候変動への公約を発表しました。

また同企業は、2030年までに排出量を50%削減し、この新たな目標を達成するために、グローバルな事業運営において低炭素化戦略を策定・実行することを誓約しました。マーシュ・マクレナン社は、サイエンス・ベースの目標設定イニシアチブ(SBTi)に対するコミットメントレターにも署名し、SBTiの目標設定基準に沿って科学的根拠に基づく排出量削減目標の設定に取り組むと表明しました。

マーシュ・マクレナン社の社長兼CEO のDan Glaser氏は、次のように述べています。

「私たちは、世界の気温上昇を1.5℃以下に抑え、より温暖な世界に備えるために必要な解決策を策定する世界的な動きの一翼を担えることを誇りに思います。私たちは、必要とされる大きな変革の実行方法についてクライアントに助言するのと同様に、マーシュ・マクレナン社でネット・ゼロへの道を自ら切り開くことを約束します。」

マーシュ・マクレナン社の新たな公約は、2021年版ESGレポートの発表とともに行われ、サステナビリティ目標に向けた進捗状況を詳細に説明しています。報告書の主な成果としては、スコープ1と2および出張の排出量を2019年比で15%削減する2025年目標の超過達成、グローバル事業におけるカーボンニュートラル認証の取得、グローバルベースでの男女間および非白人と白人の同僚の給与差を1%未満に縮小することなどが挙げられます。

マーシュ・マクレナン社のESG管理委員会の責任者であるKatherine Brennan氏は、次のように述べています。

「企業は株主、同僚、クライアント、そして事業を営む地域社会といったすべてのステークホルダーに利益をもたらさなければならないという考え方が、現在ESGと呼ばれている分野におけるマーシュ・マクレナンの行動に長い間拍車をかけてきました。これらのステークホルダーはESG報告書を通じて透明性を期待するようになっており、本レポートを通じて、私たちの影響についてより深く理解していただけることを期待しています。」

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