Fidelityがヘルス・ウェルネスに特化した新しいファンドでESG投資スイートを拡大

Fidelityは5月31日、「Fidelity Healthy Future Fund」(FAPHX)を設定し、テーマ別持続可能性商品のラインアップにヘルス・ウェルネスに特化した新しいファンドを追加することを発表しました。

この新しいアクティブ運用の株式戦略は、寿命の延長や改善を促し、人々の健康やウェルネスの向上に貢献するとみられ、また健康やウェルネスに影響を及ぼす環境への悪影響を軽減すると考えられる製品、サービス、技術を持つ世界中の企業への投資を目的としています。このファンドは、ヘルスケア、栄養、メンタルヘルス、大気汚染防止、住宅などを扱うビジネスを対象とします。

新ファンドは、第三者のESG評価に加え、Fidelity独自のESG評価の枠組みを使用します。同社が2020年に開始したESG格付けの枠組みは、現状と将来の可能性の両方を判断することを目的としており、当社のESGおよび株式・債券のファンダメンタルズ・アナリストによる分析と議論を活用して、過去と現在のデータに基づく定量評価と、発行体の持続可能性の見通しに関する前向きな定性評価という、異なる二つの評価を策定しています。

今回の導入により、FidelityはESGに特化した23の投資信託とETFを提供することになりました。サステナブル投資商品群は、気候変動対策、代替エネルギー、水、女性のリーダーシップなど、特定のESGテーマを対象とするファンドと、複数のESGテーマを網羅する広範なサステナブルファンドで構成されています。

Fidelity Investmentsの株式共同責任者兼サステナブル投資責任者であるPam Holding氏は、次のように述べています。

「パンデミックにより、健康全般の重要性が消費者の意識の最前線に置かれるようになりましたが、今後もこの世界的な傾向を後押しする要因は数多くあると考えます。この新しいファンドにより、Fidelityは、アクティブに運用される持続可能な戦略を通じて、健康とウェルネスの長期的な動きへのエクスポージャーを得る機会を投資家に提供します。」

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