Microsoft、クラウドベースのサステナビリティ・ソリューション・スイートの本格的な立ち上げを発表

Microsoftは、6月1日付で「Microsoft Cloud for Sustainability」の一般提供を開始することを発表しました。このソリューションは、企業がサステナビリティのプロセスや取り組みを加速させ、ESGに関する洞察と透明性を提供することを目的としたデジタルソリューションです。

同社は、2021年7月に「Cloud for Sustainability」を発表し、リアルタイムデータソースに接続して正確な炭素会計、パフォーマンス測定、行動指向の洞察を提供するサービス型ソフトウェア(SaaS)ツールを通じて、企業がより簡易かつ効果的に排出量を記録、報告、削減、交換することを目的とした同サービスの提供を公表しました。

Microsoftは、このツールの一般提供を新たに開始するとともに、Cloud for Sustainabilityに新機能を追加し、データ・インテリジェンスを統合した新しい拡張可能なソリューションであるサステナビリティ・マネージャーと統合し、組織が事業全体とバリューチェーンの排出量の影響についてますます容易に把握できるようにすると説明しています。

同社は、最近リリースされたEmissions Impact DashboardなどのツールによるITインフラの環境負荷の低減、企業が業務や建物の環境負荷を軽減し、クリーンエネルギーへの移行を促進するためのデジタルソリューション、バリューチェーンを通じた透明性と説明責任の強化など、サステナビリティに関するその他の機能についても強調しました。

Cloud for Sustainabilityの一般提供を発表したブログ記事で、Microsoftのインダストリー、アプリ、データマーケティング担当コーポレートバイスプレジデントAlysa Taylor氏と、サステナビリティ担当コーポレートバイスプレジデントのElisabeth Brinton氏は、次のように語っています。

「Microsoftは、お客様の発展に尽力しています。「Microsoft Cloud for Sustainability」ソリューションは、組織が変化に俊敏かつ自信を持って対応するために必要な知識とデータ管理機能を提供します。」

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