プロフェッショナルサービス企業であるMarsh McLennanは、5月17日、Swenja Surminski博士を気候およびサステナビリティ担当マネージングディレクターに任命したことを発表しました。
Surminski氏は、Marsh、Guy Carpenter、MercerとOliver Wymanを含むMarsh McLennanの4つの事業における気候変動に関する人材と協力し、気候およびサステナビリティに関する当社のリーダーシップを統括する役割を担います。Surminski氏は、Marsh McLennanのアドバンテージ・インサイト・チームのメンバーとして活動します。
Surminski氏は今回の任命まで、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの一部であるグランサム気候変動・環境研究所で副所長兼適応研究部長を務め、気候適応、気候変動の損失と損害、災害リスクファイナンスに関する研究プロジェクトを監督し、公共政策、金融商品、個人の行動に焦点を当てた気候リスク管理および回復力戦略に関する研究を実施しました。同氏は、グランサムの特別政策研究員として、持続可能な金融と自然資本に焦点を当てた役割を引き続き担います。
同氏は現在、ケンブリッジ・インスティテュート・フォー・サステナビリティ・リーダーシップのシニアアソシエイトとしてミュンヘン気候保険イニシアティブの議長を務めており、IPCCおよびEU災害リスク管理科学報告書の寄稿者、2015年のイングランド銀行の気候変動に関する最初の報告書の客員学者、2017年の英国気候変動リスクアセスメントのビジネス・産業章の主筆を務めました。
学術的なキャリアを積む前には、2003年から2007年までロンドンのMarsh & McLennanのリスクマネジメント部門を含め、保険業界で10年以上気候やリスクマネジメントに関する業務に携わってきました。
Surminski博士は、就任を発表したソーシャルメディアの投稿の中で、次のように述べています。
「Marsh McLennan Advantageの気候およびサステナビリティ・マネージングディレクターという 新しい任務がとても楽しみです。以前私はMarshで大学院生としての訓練を受けました。素晴らしい MMC アドバンテージチーム、そしてMarsh、Guy Carpenter、MercerとOliver Wymanの同僚たちと協 力して仕事をすることを楽しみにしています。」