IKEA、米国の住宅用太陽光発電市場に参入

IKEA U.S.は、住宅用太陽光発電技術とエネルギーサービスを提供するSunPowerと新たに提携し、米国の住宅向けに太陽光発電と蓄電のソリューションをより簡単に利用できるようにすることを目的とした「Home Solar with IKEA」を立ち上げると発表しました。

IKEA U.S.のCEO兼チーフ・サステナビリティ・オフィサーであるJavier Quiñonesは、次のように述べています。

「IKEAでは、お客様がご自宅でより持続可能な生活を送れるようにすることに情熱を注いでいます。SunPowerとのコラボレーションにより、このサービスを米国で実現し、お客様が気候フットプリントを全体的に軽減することを目的とした、個々の選択を行えるようになったことを誇りに思います。Home Solar with IKEAの開始により、より多くの人が自分のエネルギーニーズをよりよくコントロールできるようになり、将来的にはIKEAの他の店舗でもこのクリーンエネルギー・サービスを提供することが目標です。」

今回の発表は、IKEAのホームソーラーサービスにとって最新の市場拡大となります。IKEA Retailは2015年にホームソーラーを開始し、イギリスやドイツを含む世界11の市場でサービスを展開してきました。同社は、2025年までに30の市場でホームソーラーを利用できるようにすることを目標としているとのことです。

また、今回の提携は、SunPowerが先日発表した、B2B分散型電源に特化した商業・産業ソリューション事業をTotalEnergiesに2億5千万ドルで売却し、住宅市場に特化することを決定したことを受けたものです。
今回の提携により、IKEA Familyの顧客ロイヤルティプログラムの会員は、再生可能エネルギーを発電・貯蔵するSunPowerの家庭用太陽光発電ソリューションを購入することができるようになります。本サービスは、年内にカリフォルニア州で開始される予定です。

SunPowerのCEOであるピーター・ファリシーは、次のように述べています。

「ユニークでシンプルな購入体験を通じて、IKEAのお客さまに優れたソーラー製品をお届けできることをうれしく思います。IKEAと協力することで、より多くの人々に太陽光発電の素晴らしいメリットを紹介し、地球にプラスの影響を与えるという私たちの共通の価値を実現することができます。」

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