グローバルなアクティブ・アセット運用会社Ninety Oneは、4月26日、Daisy Streatfeild氏をサステナビリティ・ディレクターに任命したことを発表しました。Streatfeild氏は、社内および投資ポートフォリオにおけるネット・ゼロ・コミットメントの実施に責任を負います。 Ninety Oneは昨年、2050年もしくはそれ以前までに温室効果ガスの排出をゼロにするという目標を支持する資産運用会社の世界連合、ネットゼロ・アセット・マネジャー・イニシアティブに参加することを発表しました。
Streatfield氏は、Ninety Oneの投資チームと協力して持続可能な商品を開発するほか、Ninety Oneの顧客と連携して、Ninety Oneによる持続可能な投資手法を用いることで顧客が独自の手法を開発できるよう支援する予定です。
Streatfeild氏は、気候変動に関する機関投資家グループ(IIGCC)で、「Investor Practices」プログラムディレクターとして、パリ協定投資イニシアティブの設立に貢献した後、Ninety Oneに加わりました。IIGCC以前は、米州開発銀行グループの気候変動・持続可能な開発部門でアドバイザーを務めたほか、英国外務英連邦省、エネルギー・気候変動省、Infrastructure UKなどで、気候や金融を中心としたさまざまな職務を歴任してきました。
Ninety Oneのチーフ・サステナビリティ・オフィサーであるNazmeera Moola氏は、次のように述べています。
「ネットゼロ・アセット・マネージャー・イニシアティブ加盟企業として、Ninety Oneは、2050年までに当社のポートフォリオがネットゼロ・エミッションを達成できるよう取り組んでいます。また、新興国市場の伝統を持つ当社は、排除や売却に依存せず、現実の経済で評価できるネットゼロ目標を設定することの重要性を理解しています。そうしなければ、ネットゼロは、当社が求める現実とは対照的に、夢物語に終わってしまうでしょう。Streatfeild氏のサステナブルファイナンス分野における深い経験と、投資業界をより良く変えたいという情熱は、私たちのチームにとって理想的なのです。」