JPMorgan、2021年のサステナブル・ファイナンス活動を2,850億ドルに拡大

JPMorgan Chaseは4月19日、2021年のサステナブル金融活動を大幅に拡大し、2020年から約30%増となる2850億ドルの融資および促進を行い、気候変動、地域開発、持続可能な開発のプロジェクトおよびイニシアチブを支援することを明らかにしました。

この持続可能な金融活動の拡大により、JPMorganは2021年4月に発表した2兆5千億ドルの、10年間のサステイナブル開発目標を前倒しで達成することになります。JPMorganの持続可能な金融活動に関する進捗状況は、本日発表された同行の2021年ESGレポートの一部として報告されました。

同レポートには、過去1年間のJPMorganのサステナブル金融活動の詳細が記載されています。2021年に動員された2850億ドルのうち、持続可能な輸送、再生可能エネルギー、エネルギー効率のための350億ドル以上を含む「グリーン」イニシアティブのために1060億ドルが投入され、企業や政府発行体のグリーンボンドの引き受け、電気自動車会社の資金調達とアドバイザリーサービス、新興再生エネルギー会社向けの融資などの融資活動が行われました。

開発金融業務は全体の1,170億ドルを占め、途上国における教育、金融サービス、ヘルスケア、通信へのアクセス拡大を含む持続可能な開発プロジェクトに向けて資本を動員しました。

JPMorganはまた、地域開発のために610億ドルを融資・促進し、低・中所得者や黒人、ヒスパニック、ラテン系の個人やコミュニティに焦点を当て、持ち家や手頃な価格の住宅、小規模企業、ヘルスケアなどの分野への支援を行いました。

部門別では、投資銀行部門が1,330億ドル、法人銀行部門が1,010億ドル、消費者およびコミュニティ銀行部門が350億ドル、商業銀行部門が150億ドルを占めています。

JPMorgan Chaseの会長兼CEOであるJamie Dimon氏は、次のように述べています。

「この1年間で、私たちのような企業が、経済や社会の重大な課題にベストを尽くして取り組むために、お客様、取引先、地域社会に貢献できること、また、しなければならないことが明らかになりました。私たちは、資本と専門知識を活用して、地球の環境により優しい未来と、人種的平等を推進しています。JPMorgan Chaseは、たとえそれが容易でない、あるいは好都合でない場合でも、正しいことを行うというたゆまぬ努力で、今後も世界をリードしていきます。」

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