ケミカルリサイクルPET素材 花王ファンデーションの中皿に採用

花王株式会社は、自社メイクブランドのパウダーファンデーションに用いる中皿にケミカルリサイクルPET素材(ポリエチレンテレフタレート)を使用することを6月16日に発表した。これは株式会社JEPLANが所有する技術を用い、同グループ会社のペットリファインテクノロジーが製造する素材であり、本年7月以降順次採用される。

花王は、2021年6月からスキンケア容器でケミカルリサイクルPET素材の採用を始め、採用カテゴリーの幅を広めてきた。以前までパウダーファンデーションにはバージンPET素材かアルミ素材の中皿を繰り返しコンパクトケースに詰め替えて使用できるようになっていたが、今回の発表でバージンPET素材のケミカルリサイクルPET素材への切り替えが決まった。

バージンプラスチックの使用量を削減し、新たに採用される素材を使うことで、使用済み素材を化学分解し、PET樹脂として原料に再資源化、再利用することができ、プラスチック容器の水平リサイクルができる。

環境配慮により適したサステナブルなものづくりのため、花王は今後さらに水平リサイクルの実現を目指し、プラスチック循環社会を促進していく。

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