空容器回収による循環型エコノミーへ 日本チェーンドラッグストア協会 実証実験開始

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、販売した日用品の容器を店頭回収する実証実験を6月30日から6カ月間にわたって開始することを発表した。消費財メーカーと小売企業等とともに行われるこの検証は、横浜市内にある31の店舗が対象である。

”地球とともに健康に”を掲げながら実現したこの実験は、「作り売るだけでなく回収再生の道を拓く」ことを目的に、2021年から主要日用品メーカーとJACDS会員企業が協働して推進協議会が組織されていた。

この実験を通して、共通の回収プラットフォームを構築するために、オペレーションや改修後の再生品作成までの技術的な問題点、生活者へのポイント還元などの課題を洗い出すことを期待している。シャンプーやボディーソープ、液体洗剤、柔軟剤などのボトルおよび詰め替え用パウチを対象とした空容器は回収後、買い物カゴへと生まれ変わる予定である。

プロジェクト参加企業は、ウエルシアホールディングス株式会社、株式会社トモズ、株式会社マツキヨココカラ&カンパニー、花王株式会社、P&Gジャパン合同会社、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社、ライオン株式会社、テラサイクルジャパン合同会社である。

ニュースレター登録:最新のESG情報をいち早くお届け!