不動産ESGコンサルティング会社エボラ・グローバルが、アジアと北米で事業拡大を計画

英国に本拠を置く不動産に特化したサステナビリティ・コンサルティングおよびサービス会社であるエボラ・グローバルは、本日、シンガポールに本拠を置くサステナビリティ・コンサルティング会社であるパイア・コンサルティングと新たに提携し、エボラ社のアジアへのリーチを拡大することを発表しました。また、北米市場にも進出する計画も発表しています。

エボラ・グローバルは、同社のサービスに対する需要が大幅に伸びていることを受け、このような拡大計画を発表しました。2011年に設立されたエボラ社は、独自のESGソフトウェアプラットフォーム「SIERA」を開発し、現在世界7,000カ所以上で、投資家や設備管理者の気候リスク管理を支援しています。SIERAプラットフォームは、物理的な気候リスクデータと、炭素排出量など他のESGデータとの照合を分析し、ユーザーが資産のリスクと機会を一つのプラットフォームで理解し、ポートフォリオ全体の回復力を構築し、データに基づいた投資決定を行うことができるようにします。

エボラ社は、現在100人以上のサステナビリティ・コンサルタントを雇用し、160人のスタッフを抱え、これは過去2年間で2倍以上に増えたといいます。

エボラ・グローバルの創業者兼常務取締役のChris Bennett氏は、次のように述べています。

「エボラ社は現在、世界のあらゆる地域の顧客にサービスを提供しており、これは10年間の努力の集大成です。」

この新しいパートナーシップの下、エボラとパイアは、アジアの不動産顧客にコンサルティングサービスとESGデータを提供し、パイアはSIERAを自社のコンサルティングに活用し、顧客のサステナビリティ及びESG報告の改善、気候リスク分析を支援します。

パイアの創業者であるCarrie Johnson氏は、次のように述べています。

「このコラボレーションは、ヨーロッパ、英国、米国のテクノロジー、洞察力、経験にアクセスし、クライアントに提供する我々の能力を強化するものです。エボラチームと協力することで、アジア太平洋地域における当社のESGサービスをさらに強化することができます。」

また、Bennett氏は次のように付け加えています。

「私たちは以前からアジア太平洋地域への進出を希望しており、パイアとともに、私たちのビジョンと価値観を共有するパートナーに出会えたと感じています。」

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