True Green Capital Management が再生可能エネルギー・インフラファンドに6億5千万ドル以上を調達
再生可能エネルギーインフラに特化したプライベートエクイティファンドマネージャーのTrue Green Capital Management(TGC)は6月7日、True green Capital Fund IVのファイナルクローズを行い、目標額の5億ドルを上回る6億6000万ドルの出資を約束したことを発表しました。
TGCは、米国の分散型・商業用・産業用(C&I)太陽光発電プロジェクト、バッテリー、マイクログリッドに投資しており、英国やEUにも重点を置きつつあります。同社の既存の投資ポートフォリオには、商業用および準事業用規模の太陽光発電所があります。2011年以降、合計12億ドル以上の資金を投入し、14州において約520MWのポートフォリオを構築しています。
TGCの共同創業者兼マネージングパートナーであるPanos Ninios博士は、次のように述べています。
「ファンドIVの終了に伴い、競争優位性を構築できる主要市場において、確実な収入源を提供する分散型発電資産に投資するという、実績ある戦略を引き続き実行していきます。」
TGCは2017年に前身ファンドを約3億5,200万ドルでクローズし、現在投資は完了されています。新ファンドは、米国と欧州の太陽光発電市場の中で最も複雑で収益性が高いと言われるセグメント、C&I太陽光発電市場への参加能力を、機関投資家に提供します。
ファンドIVの限定的パートナーには、米国の公的年金や企業年金、オランダの年金、米国と英国の保険会社、寄付金、財団、グローバルアセットマネージャー、ウェルスマネージャー、ファンドオブファンズ、ファミリーオフィスなどが含まれています。
共同設立者であり、パートナーでもあるBo Wiegand氏は、次のように述べています。
「私たちは、投資家の皆様からの強い支持と信頼に感謝し、投資とサステナビリティの目標達成に貢献することを約束します。私たちの戦略は、投資家にとって多様性をもたらすものであり、市場サイクル全体で回復力を示しています。ファンドIVは、業界のダイナミクスと当セクターの継続的な追い風によって恩恵を受けると信じています。」