アズビル ESGの取り組み

概要

“計測と制御”の技術をもとに、人々の安心・快適・達成感と地球環境への貢献をめざす「人を中心としたオートメーション」を追求し、建物市場や工場、生活に密着した市場においてオートメーションを展開するアズビルグループ。同グループのCSR経営は2つの視点から取り組みがなされて、1つ目はグループが社会の一員として果たすべき基本的責務、2つ目は本業を通じた社会課題の解決に貢献することや社員参加型の自主的な社会貢献活動である。

アズビルグループは2030年までに、オートメーションに関わる製品・サービスの提供を通じて持続可能な社会へ「直列」に貢献し成長を目指し、「新長期目標」を策定した。このマイルストーンとして、同グループは「新中期経営計画」を策定し、オートメーション技術を共通基盤とした「新オートメーション事業領域」「環境・エネルギー事業領域」「ライフサイクル型事業領域」での成長事業領域にフォーカスし、グローバルな成長の実現を目指している。これらの3本柱は、人を中心とした空間の最適化を構想から設計、施工・据付、エンジニアリング、メンテナンスまでを一貫して追求してきたアズビルグループならではの特徴といえる。

環境 (Environment)

アズビルグループは2050年に「温室効果ガスの排出量実質ゼロ」を目標として策定し、グループ内の更なる省エネ施策の進化、強化に加え、太陽光発電の導入を含む再生可能エネルギー利用率の向上を図ろうとしている。これに向けた中間目標として、「2030年温室効果ガス排出削減目標」を定め、サプライチェーン全体での排出量削減に取り組んでいる。具体的には、排出量削減の目標を2017年比の55%削減とした。オートメション技術をコアとした豊富な経験と実績によるノウハウの蓄積により、建物などの規模の大きい設備における空調の最適制御、改善、改修を可能にしている。建物において空調の占めるエネルギー消費は大きいため、空調の自動制御などが省エネの実現ポイントとなる。また、ビルエネルギーマネジメントシステム(BEMS)の導入をすることにより、エネルギーの使用状況や、室内環境情報を収集し詳細な現状分析や需要予測を行い、設備や機器のダウンサイズや最適設計での更新を実現させる。

アズビルはまた、神奈川県藤沢市、福島県南会津町といったアズビルグループが拠点を置く身近な地域や事業所の敷地内で自然環境保護活動を行なっている。福島県では、例えば準絶滅危惧種に指定されている「ひめさゆり」の保全活動が行われている。

『BEMS導入による省エネルギー化』

[出典:アズビル株式会社 HP コニカミノルタ株式会社 東京サイト八王子 より]

アズビルグループは、2003年8月に経営統合された、コニカミノルタ株式会社による東京サイト八王子の研究開発活動に協働参画し、環境に配慮された最新鋭の施設の開発に協力した。ここは施設自体に環境性能の高い屋上太陽光パネルの設置や、自然光・昼光センサによる照明消費電力の削減に加え、自然換気や井水利用なども取り入れ、継続的に環境負担を減らしている。また、BEMSを導入して、きめ細かいエネルギー管理を行い、省エネルギーを推進することが建設計画の段階で決定していた。BEMSが蓄積した空調などの運転情報などをもとに建物のエネルギー消費を可視化し、課題を抽出してその解決策を講じている。また、コニカミノルタ 八王子サイトにおける運用で蓄積されたノウハウを、全国の他のサイトへと横展開していくことも考えている。

会社 (Social)

お客様と社会の持続可能な発展を目指し、人を重視した、経済・環境・社会への積極的な貢献に努めるため、社会面への取り組みが大きく分けて2つある。アズビルグループは、社会に存立する上で果たさなければいけない基本的責務の遂行として、高いコンプライアンス風土の構築、リスク管理の行き届いた経営、内部統制の推進、グループ自らの地球環境への取り組み、人を重視した経営を制定している。そして、本業を通じた社会への価値提供や自主的な社会貢献として、“場づくり”によってグループ社員の社会貢献活動参加を促進することを目的とした「azubil みつばち倶楽部」の設立や「湘南国際マラソン」のスポンサーとして参画している。

『健幸経営の推進』

アビズルグループは、2019年に働き方やダイバーシティ推進など、社員が健康で活き活きと仕事に取り組んでいけるようにするための総合的な取組みを「健幸経営」と定義し、「azbilグループ健幸宣言」を発表した。リスクを軽減させる施策だけではなく、働きがいを向上させる施策として取組みを進めている。この取り組みの一環としては、職場での満足度を高めるため、一人ひとりの総労働時間の削減、人権尊重の視点でハラスメントのない職場づくりに加え、社員の安全確保と心身の健康維持・増進、ワークライフバランスの推進など取組みを進めている。『体の健康づくり』においては、azbilグループ健康保険組合と協働して、運動・食事・喫煙の状況や健康診断・職場環境調査の結果等を分析し、取り組むべき課題を明確化。『こころの健康づくり』では、上司がいち早く部下の変調に気づくことができるよう、ラインケア研修を継続実施しているほか、ストレスチェックの結果で高ストレスと判定された社員を産業医面談に繋げて個別にケアするなど、メンタル面に不安を抱える社員の早期発見と予防に努めている。

 

[出典:アビズル HP 健幸経営の推進 より]

ガバナンス (Governance)

アズビルグループのガバナンス経営は、ステークホルダーの信頼に応えるべく法令・定款の遵守に加え、企業倫理に基づく社会的責任の遂行と社会貢献責任を全うしつつ、効率的で透明性の高い経営によって企業価値の継続的な向上を果たすことを重要としている。

[出典:アズビル HP コーポレートガバナンス より]

『コーポレート・ガバナンス改革』

同社におけるコーポレート・ガバナンスの強化と充実は、監督、監査機能の強化、経営の透明性・健全性、そして責任体制明確化・対話促進等による取り組みがある。取締役会の構成は、当社事業及び経営の経験を積んだ業務執行に携わる取締役と、独立性があり、多様なバックグラウンドを背景に企業経営・監督等の幅広い経験や優れた専門性・知見を有した社外取締役を選任している。11名の取締役のうち、女性は2名(そのうち外国人1名)であり、中期経営計画の実現等、経営戦略に見合う取締役会における独立性・多様性・期待するスキルを確認している。

 

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